大学院生 一木 章史

 私は、東海大学を卒業後、東海大学医学部付属病院で初期臨床研修を経て、血液腫瘍内科に入局し4年目になります。現在、大学院生として臨床に向き合う日々を送っています。
 私はもともと、工学部から転部・転科して医師になることを選びました。その理由の一つには、中学生の頃に亡くなった祖母の影響が少なからず関わっている気がしています。人が死ぬということを自分なりに消化しきれず、医師になり医療を提供する側に入る事で、そのモヤモヤを自分なりに解決したかったのかもしれません。よって、学生の頃からずっとターミナルケアに興味をもち、学びを深めて来ました。
 さらに、私が血液腫瘍内科を入局先に選んだ直接的な理由は、学生時代や臨床研修医時代に経験した、寛解が非常に困難な悪性の血液腫瘍でも、ある薬の投与によりみるみる寛解していく様子が非常にセンセーショナルでした。
 神奈川県西部〜静岡県東部を網羅する東海大学病院には、実に様々な症例患者さんが沢山集まってくるため、非常に独自性の高い領域のこの診療科で、より豊富な症例数を経験できるのは大学病院の最大のメリットだと実感しました。
 化学療法は非常につらい治療です。だからこそ、治そうとする患者の強い意志が重要であり、患者と共によりよい治療を提供していく医師の技量が試される極めて難しい診療科だと考えています。そして、難治疾患に『どう闘えばいいのか』を、医師全員が考えている科です。だからこそ、その治す方法を医師として提案できるのであれば、非常に有意義な科であり、とても自分に向いていると思っています。良くなり寛解していく患者もいれば、暗転してしまう患者もいますが、医師として死に向き合うという意味では非常にいい意味で刺激的な診療科だと思います。


助教 川井 英嗣

 私は、東海大学を卒業後、東海大学医学部付属病院で初期臨床研修を経て、血液腫瘍内科に入局し6年目になります。大学院で学位を取得し現在は伊勢原協同病院に出向中です。
 私は、ずっと血液腫瘍内科を希望していました。もともと、内科系の入局先を探していたのですが、その中でも、血液腫瘍内科は外科の領域にはない専門科であり、内科ですべて完結できる所が魅力的だと感じ選びました。
 各症例については、診断から治療まで終始一貫して担当医として経験できますし、造血幹細胞移植症例に関しては、血液内科医が移植医療の主役を担います。
さらに、症例数の豊富な大学病院ならではの新薬の導入や、めずらしい疾患を診る事で、短期間で幅広い経験と知識を積むことができるのも魅力の一つです。
 疾患でいえば、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群などが多く、入局してからは、学生や研修医時代では分からなかった臨床経験および研究の面白さを実感しています。
 血液腫瘍内科は、主に、移植チーム、移植以外のチーム、研究チームなどに分かれており、自分自身がやりたい事をやらせてもらえる柔軟な環境が揃っています。
 個人的には、今後は白血病疾患の研究を深めていきたいと考え、臨床と研究の両立に尽力している次第です。
 血液腫瘍内科は特殊な診療科なので、臨床研修では、血液腫瘍内科を周らずに終わってしまうケースも多いのが現実でしょう。
しかし、血液腫瘍内科を見ずに研修医時代を終わること無く、一人でも多くの研修医に周ってみてもらいたいという気持ちでいます。
 難治性の疾患に立ち向かうため、決して楽な診療科ではありませんが、より専門性の高い重要な科であるかと思いますので、興味が少しでもあったら、一度相談しに来てみてください。

東海大学医学部内科学系
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